【雨金祭り】 強制終了のお詫びポイントはどう使うのがもっともおトクか?
来てましたよ、お詫びメール。
9月組の私のところにもアメックスからのお詫びメールが届いていました。
内容をかいつまんで説明すると、
- 「公共料金などを対象としたボーナスポイントプレゼント」の終了で
カード会員様にご迷惑をおかけして申し訳ない。 - ついてはキャンペーン対象期間中のカード会員に10月下旬に詫びポイントを加算する。
- 今後とも、アメックスをよろしく。←どの面下げて・・・
そして、加算予定のポイントは下記の通りとなるそうです 。
・アメリカン・エキスプレス・カード会員:一律5,000ポイント
・ANA アメリカン・エキスプレス提携カード会員:一律5,000ポイント
・デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス提携カード会員:一律5,000ポイント
・アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード会員:一律10,000ポイント
私はゴールドなので10,000ポイントがもらえるそうです。です・・・が。ですが!
もともとは60,000ポイントもらう予定だったわけですから、正直不満なんです。
個人的には最低30,000ポイントはもらわないと納得できませんよ、ええ。
まあもらえるものはもらいますがね!
もらった以上は、有効活用したい
今回の措置では我々陸マイラー会員の怒りはまったく収まらなかった訳ですが、
とはいえ此処は前向きに、もらってしまったポイントをどう使うのがもっとも
効率的なのか検討したいと思います。
使い方としては
- カード会員限定イベントの参加費用に充当する。
- 500以上の交換アイテムに交換する。
- カード利用代金、旅行代金、ヨドバシカメラ・高島屋の支払いに充当する
- マイルや提携ポイントへ移行する。
の4つがありました。一つづつ見て行こうと思います。
読み飛ばして結論だけ知りたい方は、「まとめ」までお進みください。
ぶっちゃけると、メンバーシップリワードプラスに入った上でANAマイレージに移行するのが得策のように思います。
1.カード会員限定イベントの参加費用に充当する。
アメックスの開催するイベントの参加料金にポイントを充当できるそうです。
参加費が税抜¥3,000のイベントに、6,000ポイントで参加できるようですので、1ポイント=¥0.50で使用するという事になります。
うーん、どうしても参加したいというイベントがあれば別ですが、私の選択肢としては「無し」ですね。清水寺の夜間拝観はちょっと興味がありますが・・・
2.500以上の交換アイテムに交換する。
ポイントはチャリティーへの寄付や、ホテルクーポン、食品などさまざまなアイテムに交換が可能でもあります。
catalogue.membershiprewards.jp
では、10,000ポイントで一体何が交換できるのか検索してみようと思ったんですが・・・
検索フィルタが荒すぎて使い物になりません!これもっとポイント数を刻まないと意味無いと思うのですが・・・気を取り直して個別に見てみることにします。
あ、ダイソンの掃除機がありました。
公式サイトでは定価¥36,800とあります。1ポイント=¥0.37で使用する計算ですね。
デロンギのケトルなどでも計算してみましたが、大体このレートに収束しました。
なかにはもっと効率のいいアイテムもあるかもしれませんが、あまり真面目に探す事はせずに次に行きたいと思います。とにかく検索しにくい・・・
3.カード利用代金、旅行代金、ヨドバシカメラ・高島屋の支払いに充当する
カード利用代金に、1ポイント=¥0.30のレートで3,000ポイントから充当できます。
やはり現金の様に使うとすると、どうしてもレートは悪化しますね。
10,000ポイント全てつぎ込めば、¥3,000の支払いに充当できます。
あまり良いレートではなく旨みが少ないので、最後の手段となるでしょう。
一応、メンバーシップリワードプラス(税込¥3,240/年)に入会しておくと、航空会社など特定店舗での支払いに充当したポイントは高レートで換算してくれるそうです。
他にも、アメリカン・エキスプレス・トラベル オンラインと日本旅行の支払いに充当する事もできるようですね。
ここでもメンバーシップリワードプラス(税込¥3,240/年)の入会するとより良いレートでポイントを使用できます。
ただし、¥3,240を支払って、10,000ポイントを¥10,000分としてアメリカン・エキスプレス・トラベルで使うと、10,000ポイントを¥6,760に交換している事と同じです。
これを実質レートに直すと1ポイント=¥0.676になりますね。
他に比べるとレートは良いとはいえ、これも別に使い道としては弱いかな・・・
また、ヨドバシカメラと高島屋のサービス対象にあるアメックスのポイント交換窓口では3,000ポイントを¥1,000分の商品券に引き換える事が可能です。
このときのレートは1ポイント=¥0.33ですね。
しかし、使用店舗を限定するならもっとレートを良く設定して欲しい。
これならカード支払金額に1ポイント=¥0.3で充当したほうが、用途も限定されませんし、おトクな印象を受けます。
4.マイルや提携ポイントへ移行する。
最後となりましたが、これが我々陸マイラーの基本ですよね。
移行先は3つに分類できますので順次ご説明します。
- 航空会社のマイレージプログラム
- 提携ホテルグループのポイントプログラム
- 楽天スーパーポイントまたはTポイント
まず最初に、航空会社のマイレージプログラムへ移行する場合の移行先とレートは下記の通りです。
ANAマイルへの交換で検討してみますと、取り得る選択肢は下記2ルートのどちらか。
なお、ANAマイルへの移行のみ¥5,000/年の手数料が発生しますのでご注意ください。
また、このルートを使って移行できる上限は80,000マイル/年です。
(今回はあまり関係ないですけど)
- 手数料¥5,400を支払い、10,000ポイントを5,000ANAマイルに移行する。
=1マイル ¥1.08でバイマイルする事に等しい。 - 手数料¥5,400+メンバーシップリワードプラス入会費¥3,240を支払い、10,000ポイントを10,000ANAマイルに移行する。
=1マイル¥0.864でバイマイルする事に等しい。
メンバーシップリワードプラスに入会せず移行するとレートが悪化しますので、ANAマイルに交換するなら入会は必須となりそうです。
次に、提携ホテルのポイントプログラムへの移行です。
個人的にシェラトンは結構馴染み深いのですが、最近旅行に行く回数が減っていて恩恵を受けられそうにないのがつらいところです。
最後に、楽天スーパーポイントとTポイント。
ここでの取り得る選択肢は下記2ルートのどちらか。ネックは300ポイント単位での交換しか出来ないため、9,900が最大交換可能ポイント数となるという事です。
- 9,900ポイントを3,300ポイントに移行する。
=1ポイントを¥1に換算すると、¥3,300を10,000ポイントで得ていますので、レートは1ポイント=¥0.333になります。 - メンバーシップリワードプラス入会費¥3,240を支払い、9,900ポイントを4,950ポイントに移行する。
=1ポイントを¥1に換算すると、差し引き¥1,710を10,000ポイントで得ていますので、レートは1ポイント=¥0.171になります。
ここでも、移行手数料に対する交換可能ポイントの少なさがネックとなります。
ポイントに移行する場合はメンバーシップリワードプラスは不要でしょう。
まとめ
改めて、各方法で1ポイントを現金換算でいくらの価値に交換できるかをまとめます。
- カード会員限定イベントの参加費用に充当する。:¥0.50相当
- さまざまなアイテムに交換する。:¥0.37相当
- カード利用代金に充当する。:¥0.30相当
- 提携旅行会社での支払いに充当する。:¥0.40~¥1.00相当
- ヨドバシカメラと高島屋の商品券に引き換える。:¥0.33相当
- 楽天スーパーポイントまたはTポイントに移行する。:¥0.171~¥0.333相当(+端数が100ポイント残る)
最後に、ANAマイレージの移行をバイマイルと見做した場合のレートは下記の通りです。
(ANAマイレージ以外は興味がないため省略します。デルタ航空などは検討に値するかと思いますが、私自身はめったに利用しないので・・・どなたか補足ください!)
- ANA:1マイル ¥1.08または¥0.864でバイマイル
こうして並べてみると、やはりANAマイレージがもっとも有望だと思います。
おそらくベースラインとしては1ポイント=¥0.3という所が基本なのでしょう。
その上で「もしアメックスのイベントや旅行サービスで消費してくれるなら優遇するからね!」というメッセージなのだと思います。
ですから現金やアイテムに交換すると、どうしても大きく目減りしてしまいます。
それに引き換え、バイマイルとして見れば、テラヤマアニ師匠の記事でも1マイル=¥2.0を切れば優秀とありますから決して悪くない使い道だと言えますね。
私はリワード加入した上でANAマイレージに移行したいと思います。
さいごに
今回の記事、いかがでしたでしょうか。
正直、今回の詫びポイント程度では、キャンペーンを勝手な都合で打ち切られた9月組の怒りは水に流せません。
しかしアメックス側もそれは承知の上で無理やり幕引きにしたいのでしょう。
「騒いでいる奴らはどうせポイント目当てだろう? だったら少しポイント付けてやるからこれで手打ちにしようや」という意思を感じるのは私だけでしょうか。
他の陸マイラー諸氏の記事を読みながら、私が今回の件で抱いている感情を分析してみると、
- 得られるはずだったポイントが得られない事への憤り
- 自社に不利と見るや、突然キャンペーンを打ち切る企業姿勢への不信感
の二つのうち、後者の方がずっと強いんですよね。
だって、こんな事がまかり通るなら、それこそ何でもありじゃないですか?
確かに先人たちのポイント掘りはアメックス側の想定外だったことでしょう。
けれど打ち切るなら打ち切るで、もっとフェアな方法はあったはず。
しかしそうはしなかったアメックスの判断に、私は強く不信感を感じています。
とはいえ・・・陸マイラーなんて人種の支持をいくら失った所で痛くもかゆくもないというのがアメックスの判断であるなら、私たちにはもうどうしようもありませんね。ただ静かに距離を取るのみです。
最後まで読んでいただき、有難うございました。